子どもの転落事故に注意! – 落ちるまではあっという間です。事前の対策で事故防止を –
抱っこひもメーカー napnap(ナップナップ)
抱っこひも安全協議会幹事社。
抱っこひもの製造・販売をしています。
もくじ
7月25日(月)から7月31日(日)は「子どもの事故防止週間」です。
消費者庁が実施した調査では、乳幼児の育児経験がある消費者の約4割が子育て中に転落事故の経験があり、その約3割が医療機関を受診した経験があると回答しています。
東京消防庁「緊急搬送データ」においても、子どもの転落は各年代で多い事故の種類の一つであり、日常生活の中で多くの転落事故が発生している様子がうかがえます。
また、厚生労働省「人口動態調査」によると、9歳以下の子どもの建物からの転落により、夏を中心に令和2年までの5年間で21人亡くなっています。
医療機関を通じて消費者庁に寄せられた事故情報では、入院を必要とする事故のうち転落事故が最も多く約3割を占めていました。その約6割が頭部を受傷し、高い所に限らず比較的低い所からの転落であっても、頭部の骨折や頭蓋内損傷の事故が発生していました。
転落事故は落ち始めて地面に着くまであっという間です。見守りは大切ですが、保護者が常に目を離さずにいることは難しく、仮に見ていてもすぐそばにいなければ拾い上げることは困難です。
重大な事故を防ぐためには、子どもの転落事故の特徴を知り、事前の対策を取ることが大切です。
<子どもの転落事故の特徴>
- ・発達段階によって事故が起こりやすい場所や状況が変わる
- ・頭部から落下しやすい(小さな子どもは体の大きさに比べて頭が大きく重心の位置が高い)
- ・思わぬところに登ろうとしたり、いろいろな遊び方をする
子どもの転落事故を防止するためのポイント
落ち始めて地面に着くまであっという間です。重大な事故を防ぐためには事前の対策が大切です。(以下、年代や受傷部位については、医療機関を通じて消費者庁に寄せられた14歳以下の子どもの転落事故のうち、入院を必要とする事故は以下にまとめられ
- ・遊具からの転落
- ・家具等からの転落
- ・抱っこ・おんぶ等からの転落
- ・階段等からの転落
- ・窓・ベランダ等からの転落
抱っこ・おんぶ等からの転落事故の特徴
そのうち、抱っこ・おんぶ等からの転落事故の特徴は
- ・0歳で多く発生
- ・受傷部位は頭がほとんど
- ・抱っこひも使用中の事故も発生
- ・保護者が立っている場合、子どもの落下高さは1mを超える
抱っこ・おんぶ等からの転落事故を防止するためのポイント
- ・おんぶや抱っこをする時・降ろす時は低い姿勢で行う
- ・抱っこひもで前にかがむ際は、必ず子どもを手で支える
- ・抱っこひものバックル類の留め具やベルトの緩みを確認する
となっています。
子ども向けの製品を入手する際の注意点
また、子ども向けの製品を入手する際の注意点としましては
- ・安全に配慮された製品を選ぶ
- ・対象年齢、使用方法、安全に配慮されたことを示すマーク等を確認
- ・中古品は製品の状態をよく確認し、取扱説明書も同時に入手
- ・リコール対象製品でないこと 、製品の修理・改造、不具合の有無、製造年などの情報、付属品や消耗品も含めて製品の状態をよく確認
安全に配慮された製品の証としまして、napnapでは原則SGマーク制度1の認定を取得していますが、中にはSGマークを取得していない製品があります。
SGマーク制度・認定製品:Vision、Basic、Basicメッシュドライ、UKIUKI、Compact
SGマーク制度・認定を受けていない製品 ヒップシートTranシリーズ2・ふたご抱っこひも3
SGマーク認定は取得していませんが、皆様に安全にご使用いただくため、 認定基準にを参考に製品の強度、化学物質の検査、安全性の検査等を 自主検査として同認定検査機関の試験場で行っておりますので安心してお使いください。
【消費者庁】子どもの転落事故に注意! – 落ちるまではあっという間です。事前の対策で事故防止を –
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_061/