抱っこひものおんぶは家事に便利!着け方やメリットデメリットを徹底解説!
おんぶは怖い。でも便利そう、やってみたい!
抱っこひもの試着会をしていると「おんぶをしたことが無いから練習してみたい!」という方がかなりの数いらっしゃいます。
お話を聞いてみるとおんぶをしたことが無い方のほとんどが、おんぶすることを【怖い】と感じています。
ただ、それでもおんぶをしてみたいという気持ちはおんぶをすることで様々なメリットがあると知っているから。
家事がはかどる・両手があく・抱っこばかりじゃ大変等、様々な悩みに対し抱っことおんぶを使い分けることで解決できることが沢山あるのでぜひおんぶについて正しく理解しうまく利用してください。
この記事を書いている人
抱っこひもメーカー napnap(ナップナップ)
抱っこひも安全協議会幹事社。
抱っこひもの製造・販売をしています。
もくじ
いつからおんぶができる?
首すわり前のお子さまは頭がグラグラと揺れるため、手で頭を支える事の出来ないおんぶはお子さまの首がしっかりすわってからのご利用となります(生後4か月頃がおんぶできる目安)。
ただ製品によってもおんぶが出来る月齢は異なっているので注意が必要です。
下記によくある形をご紹介します。
一般的にお子さまとの密着感が高いおんぶ紐等の布製の製品は4ヵ月頃(首すわり後)からおんぶが出来るものが多く存在します。
逆に抱っこひもやヒップシートキャリアなどは6か月頃(腰すわり頃)からおんぶが可能となるものが多いです。
ナップナップの製品では【ベビーキャリーシリーズ】は低月齢からの密着感にこだわっている為4か月(首すわり後)からおんぶ可能です。
【ヒップシートTranシリーズ】は6か月(腰すわり頃)からおんぶでの使用が可能です。
メーカーによって使用開始できる月齢が違うため、気になっている抱っこひものスタイル別使用月齢は必ず確認しましょう。
※首すわり前に無理におんぶをすると頭がぐらついたり落下してしまったりと思わぬ事故につながるリスクが高いため必ず各メーカーの使用開始月齢を守ってお使いください。
おんぶについてのお悩み
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家事にはおんぶがいいって聞くけどおんぶが怖くてできない。
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おんぶって実際便利なの?子供が見えなくて不安。
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子供が抱っこ好きすぎてずっと手が空かない。何とかならないかなぁ
子育てをしているといろいろな悩みに直面します。
今回はおんぶの紹介をしていますが抱っこよりもおんぶがいいというわけではなく、抱っことおんぶそれぞれに良い所と不便なところがあります。
抱っこはお子さまとより密着しコミュニケーションを深めることが出来ますが手や身体の前面が塞がれてしまいなかなか別のことが出来なくなってしまう等のデメリットもあります。
普段から抱っこをメインに行っている方、お子さまをあやしながら家事や趣味をしたい方など、ぜひおんぶにもチャレンジしてみてください。
おんぶのメリット・デメリット
皆様はおんぶについてどんなイメージがありますか?
子育ての中でおんぶが必要になるシーンに合わせながらメリット・デメリットをご紹介します!
①体への負担が軽減される
お子さまとのコミュニケーションに抱っこは必須です。
しかし日に日に体重が増えていくお子さまをずっと抱っこしているのも大変!そこでおんぶを混ぜることで負担がかかる体の部位を変え、抱っこで負荷がかかっていた筋肉を休ませることが出来ます。
また人間は体の構造的背中に背負った方が負担が軽減されるため、お家の中にいるのであればおんぶもおすすめです。
②おんぶは体の前面がフリーになることで動きやすい。
おんぶをすると体の前面があくので家事等が非常にしやすくなります。
掃除、洗濯など体の前に物を抱えなければいけない動作は抱っこをしながらだとなかなか動きづらい為、おんぶをしていただくことがおすすめです。
ただおんぶの際はお子さまの足が前側に出てくるため、料理などの火元や刃物がある場合は十分に注意が必要です。
足にぶつかってしまわないよう細心の注意を払いながら使用しましょう。
③装着に練習が必要
抱っこひもやおんぶ紐等、総じておんぶは難しいという印象を持たれている方は多いのではないでしょうか。
確かに初めての方がおんぶをするには練習が必要です。
抱っこひもの中にはおんぶが簡単にできるよう工夫されているものもありますが、それでもはじめはお子さまを乗せずクッションやぬいぐるみなどで練習をしていただくことをお勧めしています。
ナップナップのお勧めする練習グッズは5㎏の米袋です!
適度に重みがありツルンとしていることから滑り落ちやすくなっている為、練習としては最適です。
高い所から落ちると破裂する可能性がある為ベッドやソファの上など落としても安全な場所で装着してください。
練習が完了しお子さまに使用する際も同様です。落とさない・失敗しないことはもちろん大事ですが、もし落ちてしまったとしてもお子さまが怪我をしない状況で装着をすることが最も大切な事です。
特に慣れないうちは体を低く保ち、地面がなるべく近い状態+お布団やベッドなどの地面が柔らかい場所で誰かに支えて貰いながら装着するとより安心です。
④お子さまの様子が見れない。
おんぶはお子さまが背中側に位置することから様子を見ることが出来ません。装着がきちんとできているか、お子さまの様子は問題ないか等、時々鏡で確認をしながら装着してください。
また装着がうまく行ってもお子さま自身が動いてしまう事もございます。
しっかりとベルトを締めてすり抜けたりしないように装着しながら適度にお子さまの様子を確認しながら使用してください。
昔ながらのおんぶ紐と最近の抱っこひもの違い
おんぶするならおんぶ紐と抱っこひもどっちがいいの?
一言で抱っこひもを使ったおんぶと言っても実に様々な製品があり、またその製品ごとにおんぶをした際のお子さまの姿勢や役割が変わってきます。
昔ながらのおんぶ紐は帯状でお子さまを背中にくくりつけるような形で装着します。
現在主流の抱っこひもはどちらかというとお子さまを抱っこひもの中に入れるという形でおんぶをするものが多くなっています。
最も大きな違いはおんぶした時のお子さまの高さ。昔ながらのおんぶ紐はお子さまの脇の下とお尻を支え、さらにウエストベルトが無い事からお子さまのおんぶ位置が非常に高くなり使用者の肩の上から顔が出せる位置でおんぶをすることが出来ます。
肩から顔を出すことのメリットは
1.ママ・パパと同じ目線で前を見ることが出来る
2.お互いの顔の位置が近いため安心して過ごすことが出来る
という点です。
逆に最近の抱っこひもはお子さまを抱っこひもの中に入れる構造の為、お尻や背中を支える構造です。
またウエストベルトが抱っこひもを巻く高さの起点になる事からお子さまのおんぶ位置が比較的下になり、特に低月齢時のお子さまは背中に頭をくっつけるぐらいの位置でおんぶをすることになります。
もちろんメリットもあり、ウエストベルトがあることで荷重が肩と腰に分散され非常に楽におんぶをすることが出来るほか、おんぶに慣れたお子さまは抱っこひものおんぶで良く眠ってくれる印象があります。
おんぶをする際の注意
昔ながらのおんぶ紐のは紐をくくってお子さまを支えている為、緩くつけてしまうと抜けてしまうことがあります。その為しっかりと密着するように装着すること、紐をしっかりと縛る事に注意しましょう。
抱っこひものおんぶも緩くつけてしまうとお子さまが抱っこひもの中で沈み込んでしまう原因になってしまうため、しっかりと密着できるよう紐やバックルを調節しましょう。
抱っこもおんぶも同じですがお子さまとしっかり密着するということは抱っこひも(おんぶ紐)を使う上で非常に大事なことになります。
次の項目でおんぶが出来る様々なアイテムをご紹介します!
おんぶをするための道具ってどんなもの?それぞれのメリットデメリットは?
おんぶは抱っこひもやおんぶ紐等。様々な製品でおんぶをすることが出来ます。その一部(ほぼ全部かも)をメリットデメリットを踏まえて紹介します
①抱っこひも(現在主流のウエストベルト付き抱っこひも)
子育ての必需品とも言われるようになった【抱っこひも】。
リュックサックのようにある程度形が出来ており、止めるバックルや調整する箇所が限られている為比較的簡単に使えるものが多い。
肩ベルトだけの物は低月齢時に向いており、ウエストベルト付きの物はお子さまの体重が増えてきた際に負担を分散し軽減する。
主流で販売されているのは腰ベルト付きの抱っこひもが多い。
抱っこひものメリット
- 1.長時間つけていても荷重が分散されるため体がラク。
- 2.調整する部分が限られている為装着になれるまでに時間が短い。
- 3.製品により様々な機能を備えているものが多く、新生児からの抱っこや前向き抱っこなどおんぶ以外の用途にも使用することが出来る。
- 4.種類が多いため自分が欲しい機能に合った製品を選ぶことが出来る。
抱っこひものデメリット
- 1.価格に幅があるが比較的高価なものが多い。
- 2.低月齢時はおんぶの位置が比較的下に位置するため、お子さまの視界が妨げられる。
- 3.ベルトがしっかりしている為かさばる物が多い
②ヒップシートキャリア
(ウエストに巻くベルトに台座がついている抱っこひも)
どちらかというとお子さまが大きくなってきた際に注目する方が多いヒップシートキャリア。
首すわりから使えるものが多く、ヒップシート(台座)単品でも使用することが出来る為長い月齢で幅広く活躍します。
おんぶに関してだけ言うとまず抱っこしてから背中側に回す必要がある為練習が必要です。
ヒップシートキャリアのメリット
- 1.腰に巻いておくと、いつでも乗せるだけで抱っこの補助が出来る
- 2.装着途中、ヒップシートにお子さまの体重を一時的に預けることが出来る為抱っこひもよりも装着が簡単
- 3.ある程度お子さまが動くスペースがある為空気が循環し熱を逃がしやすい
- 4.多種多様な抱っこスタイルが出来るものが多く、前向き抱っこも得意
ヒップシートキャリアのデメリット
- 1.ヒップシート(台座)がかさばることが多く、荷物になりやすい
- 2.抱っこひもほどお子さまと密着しないので低月齢時にはもっと密着した抱っこをしたいと思ってしまうかも
- 3.価格幅はあるが比較的高価なものが多い
③おんぶ紐(ひも状・ひも状に背あてのついた物等)
昔ながらのおんぶ紐。紐だけの物と紐に背あてがついているものがあり、おんぶ専用として使用するため抱っこは出来ないものがほとんど。
お子さまの脇とお尻を支える事と腰ベルトがついていない為おんぶの位置が上がり使用者の肩の上からお子さまの頭が出る位置でおんぶが出来る。
それにより親と同じ景色を見ることができ学習にもつながると言われている
おんぶ紐のメリット
- 1.軽くかさばらない物が多い
- 2.高い位置でのおんぶが出来ることで親と子が同じものを見て過ごすことが出来る
- 3.高価な物もある価格が安い。
- 4.お子さまと密着したおんぶが出来る
おんぶ紐のデメリット
- 1.おんぶしかできない物が多い
- 2.慣れるまで練習が必要
- 3.体への負担がある。
④ラップ・へこ帯など(布製抱っこひも)
布を体に巻きつけながらお子さまを密着させて固定します。
イメージとしては着物の帯、または巨大ロングバスタオルみたいなイメージを持っていただくと分かりやすいかもしれません。最大の特徴はその密着感。
他の製品では味わえないようなお子さまとの一体感を味わうことが出来ます。
ただ装着の仕方を覚えるためにかなりの練習が必要です。
動画などを見ながらでもできなくはないですが、布の締め具合や力の入れ具合など、できれば専門の教室に行って頂いた方がより密着感の魅力が伝わります。
布製抱っこひものメリット
- 1.とても密着感が高く独特のフィット感が心地よい
- 2. 布が綺麗でおしゃれなものが多い
- 3.装着の仕方次第で様々な抱っこ・おんぶが出来る
布製抱っこひものデメリット
- 1.装着にかなりの練習が必要で出来れば教えてくれる教室に行った方が良い。
- 2.布を巻きつけるので夏は暑い
- 3.装着途中に布が地面に着くので汚れない場所での装着がおすすめ
■おんぶはこんな方(子育て環境)におすすめ!
- 1.1人でお子さまを見ながら家事をすることが多い。
- 2.抱っこやおんぶ欲が強く長時間お子さまを抱えていることが多い
- 3.抱っこのしすぎで腰や肩が痛くなってきた方
■おんぶの装着方法(動画)
抱っこひもでのおんぶの装着方法をご紹介いたします。
ナップナップのおんぶは3ステップおんぶと言って【おんぶ補助ホルダー】を使いリュックのようにおんぶが出来るようになっています。
他社様の抱っこひもではいわゆるおんぶ回しという技術で抱っこ状態からおんぶへと転換いたします。両方の動画を乗せているのでそれぞれ確認しながら練習してみてください。
①ナップナップベビーキャリーの簡単おんぶ
②他社様の抱っこひもでも使えるおんぶ回し
(+ナップナップヒップシートTran)
※おんぶ紐やラップなどここに掲載されていない動画はそれぞれ検索していただけると幸いです。
■まとめ
- 1.おんぶは体の前面があくので家事に便利!
- 2.使用できる月齢は製品により異なり4か月(首すわり)or 6か月(腰すわり)~使用できるものが多い
- 3.おんぶも抱っこも利点があるので使い分けが大事!
- 4.おんぶは装着に練習が必要な為5kgの米袋を活用して練習しよう!
- 5.おんぶが出来る道具は昔ながらのおんぶ紐から主流の抱っこひもまで様々!
- 6.おんぶは家事をしながら子育てをする方の救世主になるかも!
■スタッフの一言
最近姪っ子が四六時中おんぶをせがむようになってきて改めておんぶの魅力や便利さについて考えてみた所、そういえば試着会でもおんぶを教えてほしいという声って多かったなと思いおんぶに関する記事を書いてみました。
子育て環境によっても様々ありますがおんぶは家事にとても便利です。そして抱っこひも(おんぶ紐)は意外とどの抱っこひもでもおんぶが出来るようになっています。これは使わない手はないだろうと思っているのでこの記事を機におんぶにチャレンジして少しでも用事がはかどるようになったらいいなと感じています!
ただ怖いという声があるのも事実です、といいますかおんぶをしたことが無い方はほとんどの方がそう思っているのでナップナップ一押しの米袋練習をしていただけるとありがたいです。
おんぶもそれ以外もお困りのことがありましたらDMやお電話で相談いただければ可能な限りいろんなお話をいたしますのでぜひご相談いただければと思います。
スタッフ一同お待ちしております!
■ナップナップにはこんな商品があります。
今回ご紹介した抱っこひも・ヒップシート
抱っこひもの大事な機能をぎゅっと詰め込んだオールメッシュ仕様のだっこひも。
重くなりがちなメッシュタイプの抱っこひものなかでも600gと軽いのが特徴。
洗濯も乾きやすくホコリがつきにくいのでお手入れしやすいのも魅力。
参考リンク:ナップナップベーシック/メッシュドライ
新生児からこれ一つで使用することが出来、よだれカバーなどの抱っこひも必需品もセットで付属しているオールインワンタイプの抱っこひも。
お子さまの成長に合わせて股幅の調節も可能!
今回ご紹介したナップナップ簡単3ステップおんぶももちろん可能です。
参考リンク:ナップナップベーシック/Vision
ヒップシートの弱点である「かさばる」を解消した折りたためるヒップシート。
独自開発の「フィットアジャスター」や、月齢の小さいお子さまにもフィットする仕組みがいっぱい。
※ヒップシートは3ステップおんぶが出来ません。
参考リンク:ナップナップヒップシート Tran ダブルショルダー
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抱っこひもやヒップシートについての質問や疑問など何でもお問い合わせください。
どれにしたらいいの?抱っこひもごとの違いは?などの購入相談から「これって付け方あってる?」などの装着方法の質問まで、スタッフがお答えいたします。
また、お子さまの月齢や体重、装着者様の体形に合うかでしたり、だっこひものお悩み、どんな抱っこをしたいかなどを教えていただければスタッフがお客様に合ったおすすめの抱っこひもを提案することも可能です。
イベントも定期的に行っておりますのでぜひチェックしてみてください。
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