【2024年版】抱っこひもメーカーが各社の人気・オススメ抱っこひもを徹底解説

【2024年版】抱っこひもメーカーが各社の人気・オススメ抱っこひもを徹底解説

はじめに

【抱っこひも安全協議会】で幹事社をしている【napnap(ナップナップ)】の佐々木です!
今回は、【有名抱っこひもメーカーさん】も含めた【本当に読む人のためになる忖度なしの抱っこひも比較記事】を書いていきます。

注目のポイント
抱っこひもメーカーが他社さんの抱っこひもを比較・解説します

※エルゴさんやベビービョルンさんなどの抱っこひものリンクも貼りますが、他社様の抱っこひもを購入されてもナップナップには1円も入りません。
「なんでそんな記事を書くのか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これには結構深い理由があるんです。

背景

正直、抱っこひもの比較サイトって沢山あると思うんです。でも中には抱っこひもに詳しくない方が誤った情報を載せているものだったり、メーカーごとにどんな違いがあるのかよくわからなかったり。正直、抱っこひもメーカーの私たちからすると【この情報で正しく抱っこひもを比較するのは無理なのでは?】と思うような現状が広がっています。

それなら、日本の抱っこひもメーカーとして【日本一わかりやすくて、正しく抱っこひもを選べる比較記事を書こう】【ついでにナップナップも知ってもらいたい!(本音)】と思い、このブログを書くことにしました。

  • 抱っこひも選びで大事なポイント

    1.身体にフィットする抱っこひもか

    抱っこひもをきちんと身体にフィットさせることで、赤ちゃんの安全性・赤ちゃんの姿勢・ママパパさんの身体への負担が大きく変わってきます。基本的にはどのメーカーさんもサイズの調整はできますが、メーカー毎に【抱っこひも本体のサイズ】が違うので、本記事では各メーカーさんの抱っこひもを【小柄な方向け】【大柄な方向け】などに分類して紹介します。
  • 2.赤ちゃんを安全に抱っこできるか

    抱っこひもで一番大事なのは赤ちゃんを安全に抱っこすることです。どんな安全基準を取得しているのか、メーカー毎にどんな機能があるか紹介します。
  • 3.ママパパさんの身体の負担が軽いか

    身体への負荷において一番大事なのは、装着するときにカラダに合わせて抱っこひものサイズを調整することです。本記事ではサイズ調整のしやすさもメーカー毎に紹介します。
  • 4.簡単に抱っこ/おんぶできるか

    頻繁に使うものなので【簡単に脱着できるか】はとても大事なポイントです。【簡単に着けられる】【重くない】抱っこひもは装着のハードルを低くし、「便利なのはわかるけど面倒」という気分を払拭してくれます。本記事では【使うのが楽になるポイント】についても抱っこひもごとにまとめています。

抱っこひもっていつから使うの?

抱っこひもっていつから使うの

ほとんどの方が1ヶ月健診から抱っこひもを使い始めています。というのも、一般的に赤ちゃんとお出かけできるのは【1ヶ月健診が終わってから】と言われています。病院によっては2週間健診があるところもあるので、中には「2週間健診で抱っこひもデビュー」という方もいらっしゃいますね。

私たち抱っこひもメーカーとしては、「新生児の赤ちゃんは想像以上に軽いので車で移動、かつ大人2人以上で健診に行くのであれば無理に抱っこひもは使わなくてもいいかもしれません。電車移動の場合は手が自由に使える方が安全なので抱っこひもがオススメです」という回答をしています。ご自身の環境にあわせて使い分けてください。

注目のポイント
抱っこひもがあるとミルクを作りながら赤ちゃんを抱っこできますよ

抱っこひもとヒップシートってどう使い分けるの?

抱っこひもとヒップシートってどう使い分けるの

一見同じに見えますが、それぞれ”おすすめの月齢”が違ったり、得意不得意があります。

腰ベルト付き抱っこひも

腰ベルト付き抱っこひも

赤ちゃんとの密着感は抱っこひもの方がヒップシートより上です。

抱っこひもは全体が布で作られているので細かいサイズ調整が得意です。例えるなら、サイズ調整がめっちゃできるリュックサック。成長に合わせてサイズ調整できるものが多いので、生後1か月ころから使いたい方には抱っこひもをオススメしています。種類によっては赤ちゃんのまた幅を調整できたり、赤ちゃんの座る位置(上下)を調整できるのがポイントですね。ヒップシートはアタッチメントが無いと新生児から抱っこはできないのでそこも抱っこひものいいところです。

デメリットは赤ちゃんとしっかり密着する分、お腹がめっちゃ暑くなることです(笑)
なので、全体がメッシュになっている抱っこひもだったり、赤ちゃんの背中の部分だけメッシュに切り替えられる抱っこひもが売られていたりしますね。

注目のポイント
個人的には腰がすわるまでは抱っこひもがオススメです!

ヒップシート

ヒップシート

ヒップシートは腰に椅子をつけるようなイメージです。【抱っこひもは布で包まれる】のに対して【ヒップシートは椅子に座る】という感じですね。抱っこひもほど密着感がないので多少涼しく、乗せ下ろしがしやすいので歩き始めて「歩く!」「抱っこ」「歩く!」…を繰り返す時期に特におすすめです。一般的に台座の中には硬いフレームが入っているのでまた幅の調整はできません。”アタッチメントなしで新生児から使えるもの”はほとんどないと思います。
どちらかというと、小さな赤ちゃん向けというよりも、赤ちゃんが動き回るようになってから価値が一気にあがるイメージです。ちなみに、【肩紐付きヒップシート】は、椅子の先端からママパパさんの肩に向けて肩紐が伸びているものを指します。
私の家では、生後8か月までの前抱っこは抱っこひも。それ以降だと抱っこひもはおんぶ用、前抱っこはヒップシートが活躍しています。

注目のポイント
ヒップシートは乗せ降ろしがとっても楽です!

身体にフィットする抱っこひもって何?

身体にフィットする抱っこひもって何

「肩紐やウエストベルトを締められるなら、どんな抱っこひもでもフィットするのでは?」と思う方もいらっしゃると思います。実はそれ間違いです。ちょっと言いにくいんですが、抱っこひもってサイズやベルトの長さに決まりがないので、メーカーさんによって結構サイズが違います。なので、買ってはみたけど【プロレスラー体型の人は入らない】【小柄な人は限界までベルトを短くしてもフィットしない】なんてことが稀に起きます。つまり、【海外メーカーは日本人に合わない】というわけではありませんし、【日本のメーカーだからフィットする】というわけでもありません。国内外はあまり関係なく、【メーカーさん次第】というのが抱っこひも業界の現状です。

注目のポイント
ナップナップは超小柄~やや大柄な方にフィットします

今回紹介する抱っこひもは「~な体格の方にいいと思います」というのも記載しますので参考にしていただければと思います。

赤ちゃんを安全に抱っこできる抱っこひもってどんなの?

赤ちゃんを安全に抱っこできる抱っこひもって

ナップナップは抱っこひもで一番大切なのは【赤ちゃんを安全に抱っこできること】だと思っています。一般的に【抱っこひも】は両手を空けた状態で赤ちゃんを抱っこできる製品です。
言い方を変えると、常に赤ちゃんに手を添えるものではありません。なので、あまりにも間違った着け方をしたり、一般には考えられないような使い方をすると落下事故が起きることがあります。ナップナップは抱っこひもメーカーなので他のメーカーさんを下げるような発言はできないのですが、【抱っこひも(含む多くのベビー用品)は販売に免許が必要ない】ので【レビューがしっかりついている商品】や【信頼できるメーカー】のものを選ぶと怪しいモノを避けることができるかと思います。

注目のポイント
丈夫な生地を沢山使っているので抱っこひもは高くなりがちなんです

あと、特定の抱っこひもの話ではないんですが【中古の抱っこひも】を使うときはしっかりチェックしてから使うようにしてくださいね。最近はなくなってきましたが、【抱っこひもの偽物】や【生地が破断しているものを販売】している人がいるかもしれません。抱っこひもは結構いい金額するので【中古品を買う人】や【知り合いの方からもらう人】もいらっしゃるかと思います。それがダメというわけではないんですが、お子様の安全が関わるものなので【使う前にしっかりチェック】してから使ってくださいね。

メッシュの抱っこひもってどんな種類があるの?

抱っこひもっていつから使うの

抱っこひもは大きく分けて【全体がメッシュ】【一部だけメッシュに切り替え】【メッシュ以外の生地】の3種類があります。

  • 【全体がメッシュ】の抱っこひもで有名なのはエルゴさんのオムニブリーズですね。ベビービョルンさんのHARMONYも該当します。というのも、赤ちゃんってすごく汗っかきな上に体温調節が苦手なんです。全体がメッシュ生地になっていると赤ちゃんの汗や熱を効率的に逃がすことができるので多くのメーカーさんが採用しています。
  • 【一部だけメッシュに切り替え】はナップナップが有名です。赤ちゃんの背当て部分にあるポケットがメッシュに切り替わるので、季節に合わせてメッシュと綿を切り替えることができます。夏から冬まで、オールシーズン使いたい方にオススメですね。弱点は通気性だけを見ると【全体がメッシュ】のタイプよりも劣ってしまうことです。
  • 【メッシュ以外の生地】メッシュではない抱っこひもは通気性以外の特徴があることが多いです。よく見かけるものだと本体が綿100%で作られている抱っこひもですね。メッシュのように合成繊維を使用していないので【肌あたりにこだわりたい】方にとっては【通気性】よりも重要なポイントだと思います。エルゴさんもOMNI Dreamという天然繊維の抱っこひもを販売されていますよ。
  • 注目のポイント
    メッシュ生地には合成繊維が使われているので、表面が少しツルツルします
  • 【メッシュについて知ってほしいこと】
    ”メッシュの抱っこひも”だからと言って【暑さを完全になくせる】というわけではありません。メッシュの抱っこひもを使ってもママパパさんと赤ちゃんの間には熱がこもります。あくまで【暑い・蒸れる】が少しだけ解消される と思ってくださいね。
    そして、メッシュのタイプは【どれが良い悪い】ではなく、お住まいの地域の気温、湿度、車の有無などに合わせて選んでみてください。個人的には、毎日使うなら【全体がメッシュ】【一部だけメッシュに切り替え】のどちらか、肌あたりが気になる方なら【メッシュ以外の生地】がいいと思いますよ。

抱っこひもにフードって必要?

抱っこひもにフードって必要

フードはあるととても便利です。実際、ほとんどの抱っこひもは”本体とフードがセット”になっていますよね。というのも、フードがないと【赤ちゃんが寝た時に首がカクンとなってしまう】【日陰から日向に移動すると起きてしまう】【頭が日焼けする】などいろんな問題が起きてしまいます。
メーカーさんによりますが、フードを単品で買い足すこともできるのでなくした時や気分転換したいときはチェックしてみてください。※基本的にメーカー間の互換性はないので注意してくださいね。

注目のポイント
赤ちゃんはバリア機能が未発達なので、大人より日焼けしやすいんです

横抱っこ、対面抱っこ、前向き抱っこ、おんぶ いろいろあるけど何が出来ればいいの?

横抱っこ、対面抱っこ、前向き抱っこ、おんぶ いろいろあるけど何が出来ればいいの
  • 【対面抱っこ】
    一番スタンダードな抱っこです。ママパパさんと赤ちゃんのお腹がくっつくカタチで抱っこする方法ですね。街中で見かけるのもほとんどがこの抱っこスタイルです。対面抱っこができない抱っこひもは”ほぼ存在しない”と思います。装着も簡単で赤ちゃんもすぐ寝てくれるのがいいですね。着用者さんも赤ちゃんの様子を確認しやすいので「少なくとも首が座るまでは頻繁に赤ちゃんの様子を確認したい」という方にオススメです。
  • 【前向き抱っこ】
    一般的には”腰がすわってから使える”抱っこスタイルです。ママパパさんのお腹と赤ちゃんの背中がくっつくカタチで、赤ちゃんも景色を楽しめます。赤ちゃんが興味のあるものに手を伸ばせたりもするので【知育にいい】といわれることもあります。
  • 【おんぶ】
    家事に最適なスタイルです。ある程度お子さまが大きくなってくると【ママパパさんと離れると赤ちゃんが泣く】さらに【対面抱っこでは水仕事ができない】などの問題から「おんぶしないと家事ができない」という声をいただきます。「1個目の抱っこひもは対面抱っこが楽なもの。2個目の抱っこひもはおんぶが簡単なもの」という買い方をされる方もいらっしゃいます。
  • 【横抱っこ】
    一般的には生後4か月程度までの”寝返り前の赤ちゃん”を抱っこするスタイルです。【手を痛めているけど横抱っこで寝かしつけが必要】という際に重宝するイメージです。アップリカさんのコアラは横抱っこスタイルが出来ますが、業界としては横抱っこスタイルができる抱っこひもはそこまで多くありません。
  • 注目のポイント
    一般的には対面抱っことおんぶがよく使われています

実は重要?抱っこひも本体の重量

抱っこひもっていつから使うの

正直なところ、抱っこひもはどれも見た目が似ているので「重さも大体同じでしょ」と思われがちです。でも、同じような見た目の抱っこひもでも【500gくらい重さが違う】ことがよくあります(ペットボトル1本分なので結構な差です)。理由はとても簡単で【何通りの抱っこができるか】【前バックルかどうか】で抱っこひもに使う布の量が変わるからです。

【できることを減らして軽くする】【重くても多機能がいい】のか、ご自身に合う方を選んでくださいね。

注目のポイント
お外用とおうち用で分けてる人も多いですよ

前にバックルがあるタイプってどれくらい便利?

前にバックルがあるタイプってどれくらい便利

前バックル(磁石が入っているものはマグネットバックルともいう)はとても便利です!機能としてもわかりやすいので【よく比較される項目】でもありますが、ここではきちんとメリットとデメリットを説明します。

■前バックルのメリット
1番のメリットは脱着のしやすさだと思います。前バックルの抱っこひもは【ベスト状】の抱っこひもを装着してから赤ちゃんを迎えに行くので【赤ちゃんを抱えたまま背中バックルを留める必要がありません】。
▼前バックルのつけ方(3倍速)
前バックルのつけ方

■前バックルのデメリット
デメリットは【抱っこひもがかなり重くなる】ことです。【ベスト状】にするために、後ろバックルの抱っこひもよりも生地を沢山使う必要があるので【どうしても重くなってしまいます】。
▼後ろバックルのつけ方(3倍速)
後ろバックルのつけ方

参考までに、ナップナップの場合は前バックルと後ろバックルで493gの差があります。

BASIC ふたご抱っこひも
商品名:BASIC 商品名:ふたご抱っこひも(ひとり抱っこバージョン)
できる抱っこ:対面抱っこ、おんぶ できる抱っこ:対面抱っこ、おんぶ
バックルの種類:後ろバックル バックルの種類:前バックル
生地:綿100% 生地:綿100%
重量:590g(実測値) 重量:1083g(実測値)

各メーカーさんの抱っこひもの重量に関してもこのページの下の方でまとめていますので、参考にしてみてくださいね。

注目のポイント
ベビービョルンさんのHARMONYは前バックルなのに892g。かなり軽量です

新生児から使える抱っこひも。どんな種類がある?

抱っこひもっていつから使うの

\新生児から使える抱っこひも/と言っても、ざっくり【サイズ調整して使うもの】【アタッチメントで対応するもの】の2種類があります。

【サイズ調整して使うもの】が一般的で、エルゴさんのオムニブリーズやベビービョルンさんのHARMONYがこれにあたりますね。赤ちゃんの股幅などを調整できるので、これ1つで新生児から抱っこひも卒業までずっと使い続けることができます。「抱っこひも1つで完結させたい」という方にオススメですよ。

【アタッチメントで対応するもの】はナップナップのBASICやnunaさんのカドルシリーズが該当します。抱っこひも単体では生後4か月以降からのご使用をお願いしていますが、アタッチメントを付けることで新生児から使うことができます。このタイプの良いところは、一般的に【サイズ調整して使うもの】に比べて本体が小さいので【アタッチメントを外す時期になればコンパクトになる】ところですね。デメリットとしては、首が座るまでは大きなアタッチメントをつけなければいけないので荷物がかさばることです。

注目のポイント
【サイズ調整して使うもの】は本体サイズが大きくなりがちです

ママパパさんの負担が軽い抱っこひもってどんなもの?

抱っこひもっていつから使うの

一言でいうと、身体にフィットする抱っこひもは負担が軽い抱っこひもです。具体的にどの抱っこひもがどんな方にフィットしやすいかはこの後紹介していますので、スクロールしていただければと思います。
ここでは【身体にフィットする抱っこひも】についてちょっと詳しく説明しますね。抱っこひもの負担を軽くするには大きく2つのポイントがあります。1つめが【肩紐を締めて着用者と赤ちゃんを密着させる】こと、2つめは【ウエストベルトをしっかり締める】ことです。

赤ちゃんを密着させる

【肩紐を締めて着用者と赤ちゃんを密着させる】
例えば、重いものを持つときって身体から離して持つよりも身体に近づけて持った方が楽だと思うんです(手を伸ばしてお米を持つより、抱えた方が楽に感じるのと同じです)。
抱っこに関しても同じで、赤ちゃんが着用者さんの身体に近ければ近いほど【赤ちゃんが軽く感じます】
その為、体の負担を軽くするためにはベルトをしっかりと調節することが必要です。ただ、抱っこひもの肩紐を限界まで短くしても密着感が生まれない場合は【抱っこひもが大きすぎる】ことが原因かもしれません。

注目のポイント
【肩こり】と【肩紐の厚さ】はそこまで関係ありません

【ウエストベルトをしっかり締める】
腰の負担に関してはウエストベルトをしっかり締めることで軽減することができます(面で負担がかかることにより力が分散されるため)。逆を言うと、ウエストベルトが緩いとベルトのたわみにより腰への負担が一か所に集中してしまい痛みが出ます。
なので【身体にフィットする】抱っこひもを選ぶと【身体が楽】になるんですね。

各メーカーの人気抱っこひもを徹底解説!エルゴさん、ベビービョルンさんなども紹介します

これまで説明したポイントを元に、人気メーカーさんの抱っこひもを比較・解説したいと思います。

ナップナップ BASIC(ベーシック)

抱っこひもBASIC

メーカー希望小売価格:10,780円

【フィットしやすい体格】
超小柄~ちょっと大き目の体格
【使うのが楽になるポイント】
3ステップおんぶ、軽量
【重量】
約600g
【安全規格】
SG規格
【種類】
ウエストベルト付き抱っこひも
【メッシュタイプ】
背中をメッシュに切り替えできる
【フードの有無】
最初からついてくる(追加購入もできます)
【抱っこスタイル】
対面抱っこ・おんぶ
【新生児対応】
アタッチメント(新生児パッド)をつければ0ヶ月から
【抱っこひもの生地】
本体:綿100%
背中メッシュ:ポリエステル

私が所属している会社【ナップナップ】の抱っこひもから忖度なしに解説していきます。

■ざっくり解説
機能をシンプルにすることで【軽くて低価格】(税込10,780円)な抱っこひもとして販売しています。
【対面抱っこ】などの基本機能に加えて、【簡単おんぶ】【小柄でもフィット】【背中メッシュ切り替え】などのナップナップにしかできない特徴を備えています。

■詳しく解説
最も特徴的なのはおんぶの簡単さだと思います。というのも、一般的に抱っこひもでおんぶをするときは【回すおんぶ】という方法を用います。
【▼回すおんぶ(2倍速)】

【回すおんぶ】は上の画像のように赤ちゃんを回す必要があるのですが、ナップナップの抱っこひもは上記のおんぶに加えて、【3ステップ簡単おんぶ】ができます。
【▼ナップナップの3ステップおんぶ】

「これなら一人でもおんぶができる」と多くの方からご好評いただいています。
また、一般的な抱っこひもは【生後7ヶ月からおんぶOK】ですが、ナップナップは【生後4ヶ月(首すわり)からおんぶができる】ところにもこだわりを持っています。
特に、お子さまが2人以上いるご家庭では【上の子と下の子を同時に見る】ことが多くなるので、【おんぶしながら家事ができる】のは大きなポイントです。

【小柄な方にもしっかりフィットする】のもナップナップの大きな特徴です。
ナップナップは日本の抱っこひもメーカーとして、日本人の体格に合わせた抱っこひもづくりをしています。ありがたいことに「ナップナップの抱っこひもならフィットした」いう声をいただくこともよくあります。
その他のポイントとしては、【メッシュに切り替えられる大きなポケット】がついているので【手ぶらでお出かけできる】というところも特徴的です。こちらも大変ご好評いただいています。

注目のポイント
低価格ながら基本機能はしっかり。【簡単おんぶ】などの特徴がある抱っこひもです

エルゴベビー OMNI Breeze(オムニブリーズ)

※参照:ergobaby公式サイト

メーカー希望小売価格:33,990円(カラーによって販売価格が異なります)

【フィットしやすい体格】
小柄な方から大柄な方まで
【使うのが楽になるポイント】
お子さまの成長に合わせて細かく調整できる
【重量】
記載なし
【安全規格】
SG基準
【種類】
ウエストベルト付き抱っこひも
【メッシュタイプ】
オールメッシュ
【フードの有無】
あり(着脱不可)
【抱っこスタイル】
新生児対面抱っこ・対面抱っこ・前向き抱っこ・おんぶ・腰抱き
【新生児対応】
本体1つで新生児対応
【抱っこひもの生地】
本体:ポリエステル

■ざっくり解説
ウエストベルトのついた抱っこひも(ヒップシートを除く)でできることは大体なんでもできる万能タイプの抱っこひもです。
メーカー希望小売価格は33,990円ではありますが、機能や使い勝手も良く【何を買えばいいか分からない】と悩んでいる方にもオススメできる抱っこひもです。

■詳しく解説
エルゴさんはウエストベルト付き抱っこひもを日本に広めた一番有名なメーカーです。海外ブランドの為、10年ほど前は【体格の小さい方にはオススメしづらい】などと言われていましたが、新商品が出るごとに【小柄な体格の方にもフィットする】ようになりました。今では幅広い体格・月齢の方に使える抱っこひもだと思います。

特徴的なのはお子さまに合わせて調整できる箇所の多さです。例えば、お子さまのまた幅調だけでも、上と下の計2か所のサイズを変更できます。
お子さまに合わせてしっかり調整して使えば親子ともにとても快適な抱っこができる抱っこひもだと思います。

しかし、調整できる箇所が多くいろんな体格に対応できる分、「どこをどう調節すれば最適なのかわからない」という声もあります。
そんな時はエルゴさんのSNSを参考にするのがいいと思います。ちゃんとしたメーカーはアフターフォローが充実しているのも特徴で、もちろんエルゴさんもInstagramなどで動画を交えてわかりやすく説明されています

装着感に関しても、しっかりと【お子さまの姿勢を維持しながら抱っこができる】素晴らしい抱っこひもだと思います。お子さまのお尻が入り込む部分が非常に立体的に作られており、そのおかげでお子さまの姿勢や股関節周りも良く、親子ともに心地よく抱っこできる抱っこひもです。
背あて部分には反射板がついていることや、ウエストベルトの形が少しカーブしていて身体にフィットしやすい形状なのもいいですね。

有名というだけではなくしっかり快適に抱っこできる抱っこひもだと思います!

注目のポイント
名実ともに業界トップクラスの抱っこひもです!

BabyBjorn HARMONY(ハーモニー)

※参照:BabyBjorn公式サイト

メーカー希望小売価格:31,900円

【フィットしやすい体格】
小柄な方から大柄な方まで
【使うのが楽になるポイント】
背中バックルを止めなくていい
【重量】
892g
【安全規格】
SG基準
【種類】
ウエストベルト付き抱っこひも
【メッシュタイプ】
オールメッシュ
【フードの有無】
なし
【抱っこスタイル】
対面抱っこ・前向き抱っこ・おんぶ
【新生児対応】
本体1つで新生児対応
【抱っこひもの生地】
本体:ポリエステル

■ざっくり解説
【前バックルタイプ】といわれる抱っこひもです。先にベスト状の抱っこひもを装着してからお子さまを入れ、そのまま前バックルを留めるため、背中バックルを留めなくていいというメリットがあります。そのため装着が簡単で抜群にお洒落な抱っこひもとして有名ですね。
実は【安全性】へのこだわりが非常に強いメーカーさんでもあります。

■詳しく解説
ベビービョルンさんはスウェーデン発のベビー用品ブランドです(メーカー希望小売価格:31,900円)。よく【お洒落さ】に言及されているのを目にしますが、私たちが一番凄いと感じているのは【安全性へのこだわり】です。

例えば、お子さまを抱っこひもに固定するためのバックルは【全て片手で装着できる】ようになっているので【装着中は常に片手をお子さまに添える】ことができます。これにより、万が一の事故を未然に防ぐことができます。他にも、【上下4つの前バックル】でお子さまを固定するため【抱っこひもからのすり抜け】を限りなく減らすこともできます。
そもそも一般的に抱っこひもの【安全性】というと、紐の強度や落下防止機能などに目が向けられがちです。しかしベビービョルンさんは【抱っこひもを正しく使った場合の安全性】だけではなく【説明書を見ながら1人で使えるか】など、【抱っこ紐を日常的に使う中で起きうる失敗】などを意識して抱っこひもづくりをされているので【ほとんどの人が事故無く安全に使える】抱っこひもだと思います。

【使い勝手】については、【前バックルタイプ】なので降ろしやすさが優れていると思います。ベビービョルンさんは4つの前バックルを外せば【そのままお子さまを布団に寝かせる】ことができるので、抱っこひもで寝てしまったときは非常に便利です。
前バックルタイプなので重量感はありますが、前バックルの中では軽量な892g。その軽さと見た目のお洒落さから【抱っこひもを着けるハードルを下げる】ことができる素敵な抱っこひもだと思います。

注目のポイント
お洒落なだけじゃない。安全性へのこだわりが詰め込まれた抱っこひもです

NUNA CUDL clik(カドルクリック)

※参照:NUNA公式サイト

メーカー希望小売価格:30,580円

【フィットしやすい体格】
普通~大柄な方
【使うのが楽になるポイント】
マグネットバックル
【重量】
1.0kg
【安全規格】
SG基準
【種類】
ウエストベルト付き抱っこひも
【メッシュタイプ】
オールメッシュ
【フードの有無】
最初からついてくる
【抱っこスタイル】
対面抱っこ・前向き抱っこ・おんぶ
【新生児対応】
本体1つで新生児対応
【抱っこひもの生地】
本体:綿・ポリエステル

■ざっくり解説
オランダ発ブランド。非常にがっしりとした作りの【前バックルタイプ】の抱っこひもです。
バックルの中に磁石が入っているので、とても簡単にバックルを留められます。
新生児用の【乳幼児ブースター】がついているので新生児から使えますよ。

■詳しく解説
なんといっても【マグネットバックル】が注目されているブランドです。
バックルの凹と凸を近づけるだけでカチッとバックルを留めることができます。私自身、初めて触ったときはその簡単さに驚きました。
※説明書に"ペースメーカーを使用されている場合は、本ベビーキャリアは使用しないでください"と記載がありますので、磁力に不安がある方は注意が必要だと思います。

本体はしっかり・がっしりとした作り。本体重量は【付属品なしで1.0kg】です。一般的にマグネットバックルを使用すると抱っこひもが重くなりがちなのですが、メッシュ生地を使われている影響か【それほど重くない】と感じました。

大きめに作られているので【体格が大きくて抱っこひもが合わなかった】経験がある方には【救世主】になるかもしれません。
メーカー価格は30,580円ですが、ポーチやよだれカバーなどの付属品が最初からついているので割安に感じますね。
個人的には、新生児ブースターを取り外せるので【時期がきたらスッキリ使える】のも良いところだと思いました!

実は【プロレスラー体型】と呼ばれる筋肉質な方は、筋肉量の関係で背中に手が届きにくい(背中バックルを着けにくい)という問題があります。
そういった方にとって【前バックル】【マグネットバックル】のこちらの商品は非常に使いやすいと思います。
ウエストのサイズが140cm以上でも着けられる抱っこひもなので、サイズにお困りの方は一度着けてみることをオススメします!

注目のポイント
マグネットバックルが本当に便利です!付属品が沢山ついているのもいいですね

Aprica コアラ ウルトラメッシュEX

※参照:Aprica公式サイト

メーカー希望小売価格:31,900円

【フィットしやすい体格】
普通~大柄な方
【使うのが楽になるポイント】
お子さまを降ろしやすい
【重量】
906g
【安全規格】
SG基準
【種類】
ウエストベルト付き抱っこひも
【メッシュタイプ】
オールメッシュ
【フードの有無】
最初からついてくる
【抱っこスタイル】
対面抱っこ・前向き抱っこ・ママうで抱っこ(横抱っこ)・おんぶ
【新生児対応】
本体1つで新生児対応
【抱っこひもの生地】
本体:ポリエステル

■ざっくり解説
【ペタル構造】という2枚の布を重ね着するような特殊な構造のため、一般的な抱っこひもとは【装着方法】も【装着感】もかなり違う抱っこひもです。
その特殊な構造のおかげで【横抱っこ】に対応していることでも有名です。
新生児期から横抱っこで抱っこひもを使いたいかたは是非!

■詳しく解説
発売された時は構造の斬新さに驚きました。いわゆる一般的な抱っこひもとは違い、【クロス抱っこひも】のように2枚の背当てを重ね合わせるようにして装着します。実はこの構造は【前バックルタイプ】に近く、背中バックルを外さなくても抱っこひもからお子さまを降ろすことができます。

最も特徴的な機能は【横抱っこ】ができることだと思います。昔は【横抱っこができる抱っこひも】はよく販売されていたのですが、近年では【縦抱っこ】が主流になってきており、横抱っこができる抱っこひもは少なくなってしまいました。【横抱っこができる抱っこひもが欲しい】方は必ず候補に上ってくる抱っこひもです。

前述のように特殊な構造の抱っこひもな為、一般的なウエストベルト付き抱っこひもと比べるのは難しいのですが【横抱っこができる】ことや【対面抱っこの装着方法が特殊】なことから「コアラじゃないとだめ」という方もいらっしゃいます。とても面白い抱っこひもなので試着の機会がある方は是非お試しください!

注目のポイント
Apricaさんらしい、独創性のある唯一無二の抱っこひもです!

ということで、抱っこひもの比較記事を書いてみました。繰り返しになりますが、この記事を書いているのは【抱っこひもメーカーのナップナップ】です。【抱っこひもを正しく選んでいただくため】の記事ですので、【ナップナップ】に関しても【良いところ】【弱いところ】を記述していますが【ナップナップを知っていただくこと】も目的に兼ねておりますのでご了承いただければと存じます。

最後に【メーカーとして】ではなく【私個人の感想】を書いて終わりにします。
正直、抱っこひもって買うのが難しすぎる商品だと思うんです。パッと見どれも同じに見えますし、できることも似ています。「試着しよう」と量販店に行っても、妊娠中の方は抱っこひもを締めることもできません。

そんな「どれを選べばいいかわからない」という気持ちを本記事を通して少しでも解消できていたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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また、お子さまの月齢や体重、着用者様の体形に合うかでしたり、だっこひものお悩み、どんな抱っこをしたいかなどを教えていただければスタッフがお客様に合ったおすすめの抱っこひもを提案することもできます。

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