抱っこ紐の暑さ対策グッズ6選 夏の熱中症対策【完全保存版】

梅雨が明けると抱っこひもの大敵、夏がやってまいります。
なぜ大敵かと申しますと、抱っこひもを正しく装着するにはしっかりベルトを調整して赤ちゃんと密着した状態になります。
そうすると問題になるのが熱中症ですね。
そこで今回は夏に向いている抱っこひもの選び方や、熱中症対策に役立つグッズ等をご紹介いたします。
この記事を書いている人
抱っこひもメーカー napnap(ナップナップ)
抱っこひも安全協議会幹事社。
抱っこひもの製造・販売をしています。
もくじ
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どんな時期に起こりやすい?熱中症のメカニズム

熱中症に要注意!梅雨明けからお盆
熱中症とは?
熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のこと。
参考リンク:公益社団法人全日本病院協会
大人でもかかったら厄介な熱中症。
体の機能が未熟で体温調節がニガテな上、言葉による意思表示ができない赤ちゃんにはさらに気を配る必要があります。
熱中症になりやすい状況って?
熱中症は暑さに体が慣れていない梅雨時~暑さ真っ盛りの真夏、大体5月~9月までが要注意です。
また、晴天の日だけでなく曇りの日や湿度の高い日も注意してください。
気温が高く、湿度も高いと汗が蒸発しないため、上手に体温調節ができない状態になり、熱が体内にたまります。
「まだ大丈夫」と自己判断せず、対策を取りながら快適に過ごしましょう。
まずは基本の熱中症対策

出掛ける時間を変えてみましょう
前提として、月齢の低いお子さまのお出かけは出来る限り涼しい時間を選んで外出してあげてください。
一日で一番暑い時間帯は 午前10時~午後2時の時間帯です。
不要不急でない限りはこの時間を外した朝方や夕方などにお出かけするのがオススメです。
こまめな水分補給を

蒸発している分を加味すると、人間はかなりの量の汗をかきます。
冷たい飲み物の大量摂取は胃に負担をかけてしまうため、一度にたくさん飲ませるのではなくこまめに水分補給をさせることが重要です。
のどの渇きは脱水症状の始まりです。
お子さまが「喉が乾いた」という前に、30分~ 1時間の間隔で定期的に水分補給をさせてあげてください。
子どもの熱中症対策に塩分補給は必要?何を飲ませる?

「熱中症予防」の時点ではいつも通りの麦茶や水で大丈夫です。
市販のスポーツドリンクやイオン水は塩分・糖分が多く含まれるため、普段はなるべく控えた方が身体に良いです。
平常時とは違い、お子さまが大量に汗をかいている場合はイオン飲料や経口補水液などの塩分も同時に補給できる飲料がおすすめです。
お家でも経口補水液が作れますので長時間外に出る予定がある場合は準備していくのもいいかもしれません。
材料は以下を参考にされてください。
材料
水 500ml
砂糖 20g
塩 1.5g
水分や塩分を素早く身体に吸収するための配合なので全量しっかり計量して作ってください。
糖分は電解質の吸収をよくする働きがありますが、少なくしたり増やしすぎてしまうと吸収が悪くなります。
糖分や塩分の摂りすぎが気になる場合は飲ませる量自体を調整しましょう。
こちらは衛生の観点から一日(口をつけたらさらに早く)で飲み切るようにしてくださいね。
この経口補水液は発熱などで大量に汗を書いた時にも使えますので覚えておくと便利です。
お子さまの体調を気遣うあまりにおろそかになりやすいのがご自身の体調です。
お子さまが水分補給をするタイミングで、のどが乾いてないと思っても口に含む程度は水分補給をしてくださいね。
夏向きの抱っこひもって?

暑さ対策にも、レジャーにも!ヒップシートは通気性抜群!
密着する抱っこひもと違い、ヒップシートは抱っこひも部分をつけた状態でも適度に距離が開くので親子間に風が通り涼しく抱っこできます。
腰が据わればキャリア部分を外しての単体使用も出来るようになるので、更に涼しくご使用いただけます。

また、腰が据われば抱っこひも部分を外しての単体使用も出来るようになるので、更に涼しくご使用いただけます。
上の写真のように座面のみで使えば、乗せ→降ろし・前向き→対面抱っこが簡単に切り替えられるため、夏のお出かけにピッタリ。
水族館や動物園など、お子さまと同じ目線で楽しむことができます。
使わない時はコンパクトに折りたたんで、寝てしまったら抱っこひもの部分をつけて抱っこする、など 場面に合わせた使い方ができるのでまだまだ長く歩けないお子さまとのお出かけには大いに役立つアイテムです。
座面の下には大容量ポケットがあるので保冷剤や扇風機など、すぐ取り出したい熱中症対策グッズを入れることも可能です。
月齢・場面に合わせて形を変える、おりたためるヒップシート Tran メッシュ

夏にオススメ!メッシュタイプの抱っこひも
ナップナップの中で通気性No.1のBasic Meshは暑い夏にこそ本領発揮。
メッシュ素材の抱っこひもは綿に比べて熱をためにくく、熱を発散しやすいのが特徴なので夏にはもってこいの抱っこひもです。

メッシュドライと綿素材の抱っこひもを40℃になるまで照射し、熱の変化をサーモグラフィーで見てみました。
メッシュ製のものはそもそも綿製の物に比べて熱がこもりません。
また、熱の発散も早いことが実験結果で出ております。
お手入れの面からも夏はメッシュ製がおすすめ。
お子さまも着用者様も、汗をたくさんかいた時は抱っこひもの汗汚れが気になりますね。
メッシュ素材の抱っこひもは綿に比べて洗濯の乾きが早いので洗濯の面でも夏にピッタリです。
夏にぴったり!UVカット率98.1%!通気性の良いメッシュフードのついたBasic Mesh Dry
また、春~夏生まれのお子さまには新生児パッドのいらない抱っこひもがオススメです。
napnapのVisionは新生児パッドなしで抱っこが出来るので、その他の抱っこひもシリーズよりも涼しくご使用頂けます。
ナップナップの抱っこひもにはすべて大きいポケットがついているので、夏はその中に保冷剤を入れてご使用くださいね。
大きい保冷剤でもラクラク入る、赤ちゃんに直接保冷剤が当たらないので安心、と先輩ママから好評です。
ぜひ試してみてくださいね。
抱っこひも暑さ対策グッズ6選

暑さ対策グッズで体を冷やそう!
保冷剤に扇風機に日傘に…たくさん持っていくと荷物にもなりますよね。
代表的な熱中症対策グッズをご紹介いたしますので、ご自身にあった熱中症対策グッズを探してみてください。
①夏のお出かけにはマスト!保冷剤

赤ちゃんに使用する保冷剤は優しく冷やすジェルタイプがオススメです。
「赤ちゃん用保冷剤」で検索すると出てきますので、凍らないタイプかどうか見極めて選んでみてください。
ナップナップの保冷剤は凍らない特殊なジェルタイプなので温冷に敏感な赤ちゃんを冷やしすぎません。
また、凍らない、ずっと柔らかいタイプなので体にフィットしやすいのもポイント。
凍るタイプが冷たすぎてニガテな方にもオススメです。
実際に使っていたスタッフは、子供も大きくなったので今は熱を出した時や寝苦しい夜に大人が使っているとのこと。
抱っこひも卒業後にも使う道があるのはいいですね。
冬場は電子レンジで温めればホッカイロ代わりになるので冷凍庫の肥やしにならず年中使えて良コスパです。
上記でご紹介した保冷剤の他にも、持つ方や使う方に合わせて保冷剤を選ぶと更に使い勝手が良くなります。
いくつかご紹介させていただきますね。

こちらは水筒の中に柔らかいシリコン製の氷のうが入っており、必要な時だけ出して冷やすことが出来る保冷剤です。
使わない時は水稲の中で保冷できるので長時間のお出かけにもおすすめ。
ひんやり度が強いので、赤ちゃんに使用するときはタオル等を巻いて当ててあげるのもよいですね。
思わず背負いたくなる!可愛いリュック型保冷剤

暑い中でもたくさん遊びたいお子さまにおすすめなのが背負うタイプの保冷剤です。
中に入った大容量保冷剤がお子さまの背中を優しく冷やします。
保冷剤を使わない時は普通のリュックにもなるのでお出かけにもピッタリ!
おやつやハンカチ、おこさまが拾った葉っぱ、お花を入れたりなど、夏のお出かけが楽しくなるアイテムです。
②いろんな場面で便利な小型扇風機・せんす

最近は色々なハンディ扇風機がでていますね。
ベビーカーに取り付けるタイプや首からかけるタイプとバラエティ豊かで、抱っこひもに取り付けるタイプもございます。
ハンディ扇風機をご使用の際に注意したいのが指の怪我。
洗濯ネットやストッキングなどをかけてお子さまの指が入らないようにするのがおすすめです。
③気加熱を利用してずっとヒンヤリタオル

汗をたくさんかいている時に扇風機に当たると、いつもより涼しく感じませんか?これが気加熱です。
水分が蒸発するときに表面の温度を奪っていくので、水分がついていた肌などが涼しくなります。
この「気加熱」の作用を効果的に利用したタオルをご使用頂くのもオススメです。
普通のタオルですと最初は冷たいのにすぐにぬるくなってしまいますが、気加熱を利用したタオルは振るだけで冷たさが元通り。
水分が蒸発するときに涼しくなるので扇風機と併用してもいいですね。
思った以上に冷えるので、お子さまに行うときはしっかり様子を見て行ってください。
こちらは「冷却タオル」と検索すると色々出てくるかと思います。
ナップナップにもございますので、よろしければご覧ください。
気加熱で何度でもヒンヤリ♡クールタオル
④強すぎる夏の紫外線をカットするUVカットケープ

紫外線にはビタミンDを生成する良い面もありますが、 紫外線の浴び過ぎは免疫力の低下を引き起こすことも。
赤ちゃんの皮膚は敏感です。
特に、皮膚が薄くダメージを受けやすい生後3カ月くらいまでの赤ちゃんは、外出時に注意が必要です。
赤ちゃん用の日焼け止めや抱っこひもケープを使用して過度に紫外線を浴びない工夫をしてあげましょう。
ケープなどは同じように見えて機能や通気性が違います。
①UVカット性があるか(生地の色によってCUT率が違うので注意)
②夏以外にも使用できるか(撥水機能などがあると夏以外にも重宝)
③お子さまに合わせて調節できるか
④ある程度の通気性があるか(メッシュ部分がなく密閉状態だと真夏は暑いです)
このあたりを意識して探してみてくださいね。
撥水機能の付いたものですと梅雨時期には抱っこひものレインコートのように、冬の時期には冷たい風を防ぐウィンドブレーカーのように使用できるので1年中使えます。
真冬はボアケープなどを重ねて防風+保温すればさらに快適になります。
その他にも、扇風機が内臓されている空調ケープなどもありますので、お住い地域の気温や出かける頻度に合わせてお選びいただいて快適にお過ごしください。
ベビーカーにも!一年中使える 裏側メッシュで年中快適なレインケープ

抱っこひもは赤ちゃんの頭が出ていますので日差しが強いときには帽子を被らせるかフードを利用するのがおすすめです。
ナップナップのベーシック・ベーシックメッシュ・コンパクトに付属しているメッシュフードは紫外線98.1%カットで通気性も良いので、日よけにもぜひ使用してください。
ヒップシートやVisionにも別売りでご用意がございます。
⑤サマーケープ代わりにも、冷房避けにも便利なおくるみ

コットン製でサラッとしたおくるみは、新生児期のおくるみ巻き以外にも大活躍!
直射日光や強すぎる冷房からお子さまを守ります。
サマーケープの代用に!おくるみケープのやり方

サマーケープは使う時期が限られているから何となくためらう、、 そんな時にはおくるみの活用がオススメ!
100円均一などに売っている「帽子用クリップ」や、マルチクリップを利用して抱っこひもから下げれば直射日光を避ける風通しのよいサマーケープ代わりになります。
直射日光を避けるだけで、肌にかかる負担は減りますのでぜひお試しください。
ベビーカー派の方にはレース切り替えのタイプがおすすめです。
風も通しやすく熱がこもりにくい上、レース越しにお外が見やすいので赤ちゃんも快適に過ごせます。
蚊帳のような役割もしてくれるので、自然のあるところに行かれるときは特に役立ちますよ。

⑥赤ちゃんにも抱っこする人にも日傘が便利

あかちゃんへの対策も必要ですが、抱っこをする側の熱中症対策も一緒にできたらいいですね。
そんな時オススメなのが日傘です。
晴雨兼用や、雨傘など種類はありますが、雨傘でも黒など色が濃く、透けすぎなければある程度のUVカット効果があります。
日傘がない場合は雨傘でもいいので濃色の傘を使ってみてくださいね。
また、日傘によっては色や柄ごとにUVカット性能が違うものもありますので、表示をしっかりご確認の上でのご購入がオススメです。
基本的に、傘は一人用を想定して作っているので、抱っこひもを着用している時に差すと「傘が小さいな」と思う方に向けて、写真のような二人用の傘もありますよ。
外出時に注意したいこと
適度に休憩をはさむ

赤ちゃんの顔をみて、赤くなったり火照ったり、呼吸が早くなっていたら暑いのサイン。
一度安全な場所で抱っこひもを外してクールダウンしてください。
外出先の場合、ベンチに座って肩調節ベルトを緩め、お子さまとの間に風を通すだけでも全然違います。
こちらも暑いときには30分に1度程度、水分補給と一緒になさってくださいね。
ベビーカーの暑さ対策

抱っこひもの場合、抱っこしている人と赤ちゃんの気温の差にさほど代わりはありませんが、ベビーカーの場合は違います。
アスファルトの照り返しや蓄熱の影響で、気温が 30℃くらいの日でもアスファルトは 50℃以上にまで上昇します。
大人は顔の回りの環境は気温と同じ 30℃くらいですが、小さい子どもの顔の回りでは 38℃くらいにも達する場合も。
ベビーカー内では空気がこもりやすく、もっと厳しい環境になっていることもあります。
ベビーカーを使う場合は暑さ対策を念入りにしてお出かけをしてください。
(参照:https://weathernews.jp/s/topics/201706/090095/)
送風機付きクールシート ベビーカーシート

ここ最近の必須アイテムになってきているのが送風機付きクールシート ベビーカーシートです。
扇風機が内臓されている後付けのベビーカーシートで、こもりがちな赤ちゃんの背中などに空気を循環させることができます。
保冷剤などを組み合わせれば更に涼しい環境を整えることが出来ますので、ベビーカーでの長いお出かけには心強いアイテムです。
現在は様々なメーカーから発売されていますが、主なものは
・Poled 社 エアラブ(airluv)
・ニトリ ファン付きベビーカーシート
・LOWYA(ロウヤ) ベビーカー シート
・ケラッタ ファン付きベビーカーシート
・アンジュスマイル ちゃいなび
・べびくる ファン付き ベビーカーシート
等がございます
クリップ式扇風機で風を送る

こちらは持っている方も多いのではないでしょうか。
上段でも扇風機のお話はしましたが、ベビーカーに備え付けることが出来るようなクリップ式の扇風機もございます。
風の循環という点ではオススメですが、使い方によっては危険もあるので下記に注意してご使用くださいね。
・扇風機の吸い込み口はなるべく高い位置に
→地面に近いところに扇風機をつけると熱風を巻き上げてしまいます。
扇風機はベビーカーのホロや、ホロについているのぞき窓から風を送るような位置につけましょう。
・+αの冷やす対策を!
気温が高すぎる場合は熱風を送り込んでしまうことになるので、扇風機+冷やす対策を取るのがおすすめです。
保冷剤や気化熱を利用したクールタオルを首に巻いてあげたり、霧吹きで水をかけてあげるだけでも効果があります。
様子を見つつ、冷やしすぎにも注意していただければと思います。
・指入れ注意!
市販のハンディ扇風機の吹き出し口にはお子さまの指がギリギリ入るものも多くあるかと思います。
お子さまの触れないところに設置しましょう。
触れるところにつける場合は、洗濯ネットや排水溝用のメッシュネットなどをかぶせ、指が入らないように対策されるとよいですね。
まとめ
抱っこひもの暑さ対策をおさらいします。
①月齢の小さい子は出来るだけ午前10時~午後2時の外出を避ける
②こまめな水分補給を行う
③お子さまの様子を観察する
④抱っこひもはメッシュを使用したものがオススメ
⑤ヒップシートは構造的に風が抜けやすいのでこちらもオススメ
⑥暑さ対策グッズを使用する
いかがでしたでしょうか。初めての夏は親御さんにとってもお子さまにとっても楽しいものにしたいですね。
この記事が快適に過ごすためのヒントになれば嬉しいです。
夏と言えば!気になるお洗濯の記事も下記にまとめてありますので合わせてご覧いただければ幸いです。
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